7月6日の一斉送還について―親愛なるJALへ、お別れの手紙

日本航空株式会社 様

いつもJALを選んで搭乗させていただいております。クーコと申します。
さて先日、貴社チャーター便による非正規滞在フィリピン人の一斉送還が行われたというニュースを見聞きしました。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5376636.html

正直言って、たいへんショックを受けました。
私はずっと以前から、貴社のサービスの大ファンであり、日本各地に旅行する際に、CAさんやその他のみなさんから手厚いもてなしを受け、とても感謝しておりました。
この会社は、人を大切にする心にあふれたすばらしい企業であると思っていました。
貴社が存続の危機にあった際も、まわりに呼びかけ、利用を勧めるなど、微力ながらお力になろうとしました。
FFPで上級会員資格をいただき、一層熱心に利用したのは言うまでもありません。
しかし、このニュースはいったいどういうことなのでしょう。
「送還」された外国人はみな日本に生活の本拠を置き、帰るに帰られない状況があるからこそ、国の公的な社会保障もない状況で、細々と肩を寄せ合って暮らしてきたと聞きます。
中には、子どもや家族と生き別れになってしまった人びと、そうでなくても、友人や仕事と引き裂かれ、少しのたくわえも家財道具もそのままに、さらわれるように「送還」されたことでしょう。

仮放免者の会(PRAJ): 入管による一斉無理やり送還に抗議します


日本の国籍がないからといって、その人たちに対し、このような非道なふるまいがゆるされるとは思いません。
貴社は、そうした人権侵害行為に、積極的に加担した企業であるということです。
これは、倫理的にも、人道的にも、また、国際人権規約に照らしても、決して真っ当であるとは言えません。
フラッグシップキャリアとしての誇りは、どこへ行ってしまったのでしょうか。
JALの、ずっと以前からの支持者の一人として、痛恨の極みです。
このままでは、貴社の路線を利用することは、私の小さな正義感がゆるせません。
また、周囲に呼びかけ、上記のような貴社の姿勢について、議論を持ちかけようと思っています。
貴社の、「旅するよろこび」を最大に尊重するおもてなしを支持していた人たちは、
このニュースを見て、どう思うでしょうか。
貴社が真に「人を大切にする」企業へ生まれ変わることを願ってやみません。

私は、貴社が今回の一斉送還に加担したことに、強く抗議します。
絶対にゆるしません。